クジラオルカ

他のツアー会社より多くの観光客にクジラやオルカを見せてあげよう! 他者の動きがヒントになることも…!?                                                          

こんにちは!あつしです!

 

今回ご紹介するのは…「クジラオルカ

限られた情報と相手の動きからクジラもしくはオルカ(シャチ)がいるエリアを推測するゲームです。

 

【対象】

  • 2〜5人プレイ
  • 目安プレイ時間30分
  • 9歳以上

 

【内容物】

魚群カード

12枚あります。

それぞれ0〜5の数字が書かれており、そこにいる魚の数を表します。

 

エリア

6枚あります。

表面にはそれぞれ0〜5の数字が書かれており、裏面には得点条件のサマリが描かれています。

 

ドック

各プレイヤー1枚ずつ受け取ります。

ゲーム開始時は自分の船を全てドックの上に置いておきます。

 

観光客、船

各プレイヤーはドックと同じ色の船3隻と観光客6人を受け取ります。

観光客は各船に1人、2人、3人となるように乗せます。

 

クジラコマ、オルカコマ

ゲーム終了時に、周りに魚がもっと多いエリアにクジラコマ、最も少ないエリアにオルカコマを置きます。

 

調査マーカー

各プレイヤーはドックと同じ色の調査マーカーを5個受け取ります。

調査マーカーを使用して魚群カードの数字を確認することが出来ます。

魚群カードは12枚あるので、半分も確認出来ないということになります。

 

レーダー

表面が黄色、裏面が青色になっています。

各プレイヤーは1ラウンドに1回だけレーダーを使用して、魚群カードを1枚表向きに公開できます。

使用したらレーダーを裏向きにします。

 

いかり

船を移動する際に、1ラウンドに1回だけ移動先のエリアにいかりを置いてその上に船を置くことが出来ます。(1エリアにいかりは1つしか置けません)

いかりの上の船は移動させることができなくなりますが、その船が得点した場合は追加で2点獲得できます。

 

得点チップ

1点のチップの裏は3点、5点のチップの裏は10点になっています。

2ラウンドの合計点で競うので、ラウンド終了時に得点チップを受け取って忘れないようにします。

 

流行カード

2ラウンド目に入る前にランダムに1枚引いて、2ラウンド目には引いた流行カードに描かれているルールを適用します。

 

釣り人

流行カードで「釣りブーム」が引かれた場合に使います。

1人だけ乗っている船に、観光客の代わりに釣り人を乗せます。

この船がクジラもオルカもいないエリアにいた場合は3点獲得できます。

 

 

 

【ルール説明】

公式ページで動画での簡単なルール説明がありました。

https://oinkgames.com/ja/games/analog/whale-to-look/

 

 

 

 

【プレイの様子】

今回はBさんと2人でプレイしました。

 

あつしがスタートプレイヤーでゲームスタート!

準備後の場はこんな感じ。

あつしがオレンジ、Bさんが青、Cさんが黄色です。

 

あつしの手番。

あつしは下段一番右の魚群カードに調査マーカーを置いて魚の数を確認しました。

これだけの情報だとエリア3は魚少なめかも…という感じ。

調査後は必ず船を動かさないといけないので、とりあえず1人の船をエリア3に置きました。

これで手番終了。

 

続いてBさんの手番。

Bさんは中段の左から2つ目の魚群カードを確認して、エリア1に1人乗り船を置きました。

 

続いてCさんの手番。

Cさんは上段の右から2つ目の魚群カードを確認して、エリア4に3人乗りの船を置きました。

3人乗りを置くということは結構極端な数字だったのか、それともあつしとBさんを誘導して後で移動させる作戦か…

 

あつしの手番。

中段の右から2つ目の魚群カードを確認しました。

2匹と4匹か、エリア3は魚が多くもなく少なくもなくって感じなのでクジラもオルカも出なさそう…

あつしはCさんと同じくエリア4に2人の船を置きました。

 

Bさんの手番。

Bさんは上段の左から2番目の魚群カードを確認しました。

さらにレーダーを使って先ほどCさんが確認した上段の右から2番目の魚群カードを表向きにしました。

そしてBさんは3人乗りの船をエリア2に置きました。

あれ、エリア4に置かないってことはBさんが確認した魚群カードの数字は小さかったのか…?

 

Cさんの手番。

Cさんは中段の右から2番目の魚群カードを見て、レーダーで先ほどBさんが確認した上段の左から2番目の魚群カードを表向きにしました。

そしてエリア4にいかりを置いて、その上に2人乗りの船を移動しました。

エリア4にはプレイヤー数分船があるのでもうここには移動できません。

5が2枚もあればほぼクジラが出ますね!

Bさんは次のターンで、エリア4周りの未確認の魚群カードを確認してからエリア4にいかりを置くつもりだったようですが、慎重さが仇になりました。

 

あつしの手番。

下段の右から2つ目の魚群カードを確認しました。

あつしはエリア3に3人乗りの船を置きました。

  

Bさんの手番。

Bさんはあつしが先ほど確認した下段の右から2つ目の魚群カードを確認して、エリア3にいかりと2人乗りの船を置きました。

このエリアにオルカが出るかはあつしはまだ判断出来ていませんが、先を越された感がありますね。

 

Cさんの手番。

Cさんは中段の一番右の魚群カードを確認して、エリア0に1人乗りの船を置きました。

 

あつしの手番。

あつしは下段の左から2番目の魚群カードを確認しました。

うーん、動かしたくないけど、調査したら動かさないといけない…

1人乗りの船をエリア0に移動させました。

 

Bさんの手番。

Bさんは下段一番左の魚群カードを確認して、3人乗りの船をエリア1に移動しました。

 

Cさんの手番。

Cさんは下段一番右の魚群カードを確認して、1人乗りの船をエリア3に移動させました。

 

あつしの手番。

あつしは中段の左から2番目の魚群カードを確認しました。

さらにレーダーを使って中段一番右の魚群カードを表向きにしました。

エリア0とエリア3は魚の数同じだ!

魚が最も少ないエリアが複数ある場合、エリアの番号が小さいところにオルカが出るので、エリア0に出そうです!

あつしはエリア0にいかりを置いてその上に3人乗りの船を移動しました。

 

Bさんの手番。

Bさんは船を動かさない方が良いと考えて、ドックを裏返して完了を宣言しました。

 

Cさんの手番。

Cさんは中段の左から2番目の魚群カードを確認して、1人乗りの船をエリア0に移動させました。

 

全員調査マーカーが無くなったor完了を宣言したので、魚群カードを全て表にしてクジラとオルカの位置を確定します。

結果はこんな感じ。

得点はこんな感じ。

あつし8点(得点エリアにいる観光客数=6点+得点エリアにあるいかり2点)
Bさん0点
Cさん8点(得点エリアにいる観光客数=6点+得点エリアにあるいかり2点)

Bさんは序盤のクジラが出るエリア争奪戦で先を越されて崩れてしまいましたね。

 

ラウンド2は流行カードの効果も使って競いますが、長くなるので割愛。

 

ラウンド2に適用された流行カードはクジラブーム(クジラが出没するエリアに置いていた船×2点追加)

最終的な盤面はこんな感じ。

得点は…

あつし13点(1ラウンド目8点+得点エリアにいる観光客数=3点+クジラブーム2点)
Bさん7点(得点エリアにいる観光客数=3点+得点エリアにあるいかり2点+クジラブーム2点)
Cさん16点(1ラウンド目8点+得点エリアにいる観光客数=4点+得点エリアにあるいかり2点
+クジラブーム2点

Cさんの勝利!!

 

 

 

【プレイした感想】

相手の動きを見ながら自分の持っている情報と合わせて動く必要があり、なかなか戦略性のあるゲームです。

 

真ん中の魚群カードが4エリアに影響を与えるので、基本的にはその魚群カードを見るのが効率が良いです。

(もちろん端のカードが0や5の可能性もあるので、隣接するエリアが多いカードを見たからと言って必ずしも有利にはなりません)

ただ、全員が同じカードを見ていると相手の動きから全く情報が得られないので、全員ほとんど得点出来ないという状況にもなります。

 

プレイ人数が多い場合は調査マーカーがたくさん置かれるので、場所を広く取って魚群カードを離して置くとプレイしやすいです。

小さい内容物がたくさん入っているので無くさないように気をつけましょう。

 

 

【評価(5段階)】

・準備/片付けのしやすさ★★★☆☆
・プレイスペース★★★★☆
・ルールの分かりやすさ★★★★☆
・運★★★★☆
・戦略★★★★★
・達成感★★★★★

 

値段の目安は2000円です。(あくまで目安です。購入場所等で変わります。)

 

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