ビンジョー×コウジョー
職人を雇い、機械を設置し、製品を生産して資本金を増やそう! 他の工場の生産に便乗して自分も生産することもできるぞ!!!
こんにちは!あつしです!
今回ご紹介するのは…「ビンジョー×コウジョー」
雇用した職人や設置した機械を使って製品を生産し、誰よりも多くの資本金を獲得するゲームです。
【対象】
- 3〜4人プレイ
- 目安プレイ時間40〜60分
- 10歳以上
【内容物】
それぞれ長々と説明していますが、1度プレイしてら十分理解できるので適当に読み飛ばしてください笑
工場ボード
赤、青、黒、白のボードがあります。
各プレイヤーは最初に自分の色を決めて、その色の工場ボード1枚を受け取ります。
最初は各生産ラインの搬入口にチャージコマを1個ずつ、1番左の列に職人タイルを1枚ずつ置きます。
各マスに職人タイルもしくは機械タイルを置けます。(-○億Gの表記があるマスにはその分少ない金額で機械タイルを設置できます)
空いているマスならどこでも置けますが、搬入口から繋がっている&フルチャージの職人タイル、機械タイルしか稼働出来ません。
職人タイル
5色×3枚の職人タイルがあります。
手番に1度、受注を行う代わりに場から自分の工場ボードの空いているマスに置くことができます。
いつでも稼働出来ますが製品を生産すると、その生産ラインの職人タイルは全て場に戻されます。
機械タイル
5色×3種類(4億G, 7億G, 10億G)×3枚の機械タイルがあります。
準備時に各色3枚ずつランダムに箱に戻して場に置きます。
チャージコマが1番右のマスに到達した機械タイルしか稼働出来ず、製品を生産するとチャージされていない状態に戻ります。
製品カード
生産するために必要な工程と、生産時に得られる金額が書かれています。
手番のプレイヤーが生産した製品は、その時に他のプレイヤーも必要な工程を満たせば便乗して生産できます。
※便乗する場合は必要な工程を1つ減らして生産出来ますが、小さく書かれた金額しか得られません。
資本金ボード
各プレイヤーの資本金を表します。
最終的に資本金が最も多いプレイヤーがゲームに勝利します。
1億G増資するたびに資本金コマを1マス進めます。
資本金コマの置かれているエリアによって受注時に引ける製品カードの枚数が決まります。
資本金コマ
各プレイヤーは最初に自分の色を決めて、その色の資本金コマを1個受け取り、資本金ボードの0のマスに置きます。
チャージコマ
各プレイヤーに3個ずつ配られ、工場の生産ライン1つにつき1個使います。
手番が移るごとに機械タイルに描かれたマスを右に動いていきます。
※職人タイルは飛ばして移動します。
※工場ボードの空いているマスより右には移動しません。
チャージタイル、スタートプレイヤータイル
チャージタイルは手番のプレイヤーの手元に置きます。
手番を移す際にこのタイルを渡して、全プレイヤーの工場ボードの全てのチャージコマを1マス右に動かします。
スタートプレイヤータイルはスタートプレイヤーの場にゲーム中置いておきます。
最後に誰かの資本金コマが60に到達した後、全員の手番数が同じになるまでそれぞれ手番をプレイするので、このタイルがあることで誰の手番まで行うかを分かりやすくなります。
お金チップ
5億Gと1億Gのチップがあります。
最初は各プレイヤー3億G持ってゲームをスタートします。
【ルール説明】
準備
- スタートプレイヤーを決め、スタートプレイヤーはスタートプレイヤータイルとチャージタイルを受け取る
- 資本金ボードをテーブル中央に置く
- 各プレイヤーは自分の色を決め、その色の工場ボード1枚と資本金コマ1個、チャージコマ3個、3億G分のお金チップを受け取る
- 各プレイヤーは資本金ボードの0のマスに資本金コマを置き、自分の工場ボードの3つの生産ラインの搬入口にチャージコマを1個ずつ置く
- プレイ人数ごとに決められた色の配分で、職人タイルを各プレイヤーに3枚ずつ配る
- 各プレイヤーは配られた職人タイルを、自分の工場ボードの各生産ラインの1番左のマスに配置する
- 機械タイルを色ごとに分け、それぞれ裏向きでシャッフルした後、各色3枚ずつ箱に戻す
- 機械タイルを表にしてテーブルに並べる(各色コストが同じタイルは重ねる)
- 製品カードを裏向きでシャッフルして山札にする
- お金チップをまとめて置き、銀行とする
ゲームの流れ
- 手番のプレイヤーは「雇用」または「受注と生産」を選んで、手順2または3〜9を行う
- 雇用を選んだ場合、場の職人タイルから1枚選び自分の工場ボードの空いている場所に配置する
- 受注と生産を選んだ場合、資本金コマの位置に応じた枚数だけ製品カードの山からカードをめくる
- 製品カードに書かれている工程を満たす生産ラインがある場合、その製品を生産出来る(同じターンでは1ラインにつき1つの製品しか生産できません)
- 製品を生産した場合は、その製品カードに書かれている大きい方の数字の分だけお金を獲得する
- 製品を生産したラインの全ての職人タイルを場に戻して、チャージコマを搬入口に戻す
- 手番のプレイヤーが製品を生産した場合、他のプレイヤーはその製品を工程を1つ減らして生産出来る
- 手順7を行ったプレイヤーはその製品カードに書かれている小さい方の数字の分だけお金を獲得し、製品を生産したラインの全ての職人タイルを場に戻して、チャージコマを搬入口に戻す
- めくった製品カードを全て表向きで捨て札にする
- 必要な分のお金チップを銀行に支払い、場の機械タイル1枚を自分の工場ボードの空いている場所に設置出来る(設置場所に-○億Gと書かれていればその分少ないお金で設置出来る)
- お金チップを銀行に支払い、1億Gにつき1マス資本金コマを進めることが出来る
- 左隣のプレイヤーにチャージタイルを渡し、手番を移す
この時全プレイヤーの工場ボードの全てのチャージコマを1マス右に動かす - 手順1〜12を繰り返す
- 誰かの資本金コマが60に到達した後、全員の手番数が同じになるまで手順1〜12を繰り返す
- 全員残ったお金で増資を行う
最も資本金の多いプレイヤーの勝利!!
【プレイの様子】
今回はBさん、Cさんと3人でプレイしました。
あつしは赤、Bさんは青、Cさんは黒の工場ボード/資本金コマでプレイします。
あつしがスタートプレイヤーでゲームスタート!
準備後の場とみんなの手元はこんな感じ。
あつし | Bさん | Cさん |
とりあえずお金を稼ぎたいのであつしはまず受注をしました。
まだ増資していないので受注で引ける製品カードの枚数は2枚です。
あつしの工場のラインには青の職人がいるので木材を生産しました。
3億G受け取って、生産したラインの職人を場に戻します。
Bさんの工場にも青の職人がいたので、Bさんはあつしの生産に便乗して木材を生産しました。
便乗した場合は製品カードの小さい方の数字の金額を受け取れるので、Bさんは2億G獲得。
あつしは4億G支払って青の機会タイルを向上に設置しました。
手元の2億Gを増資しても受注で引ける製品カードの枚数は変らないので、増資せずに手番を終了。
チャージタイルをBさんに渡し、工場のチャージコマを1つ右のマスに移動します。(Bさん、Cさんはまだ機械タイルを設置していないのでチャージコマの移動はありません)
場はこんな感じ。
あつしが機械タイルを設置したことで、青の4億Gの機械タイルが無くなりました。
続いてBさんの手番。
Bさんも最初は受注をしました。
Bさんの工場には紫の職人がいるので、コンクリートを生産しました。
4億Gを受け取り、生産したラインの職人を場に戻します。
Cさんの工場にも紫の職人がいたので、CさんはBさんの生産に便乗してコンクリートを生産しました。
3億Gを受け取り、生産したラインの職人を場に戻します。
Bさんは9億G支払って赤の機会タイルを設置しました。
設置するマスに-1億Gと書かれているので本来10億Gの機械タイルを9億Gで設置できます。
Bさんの手番終了。
Cさんにチャージタイルを渡して全員チャージコマを1マス右に進めます。
(写真撮り忘れましたが、あつしのチャージコマも進めています)
場はこんな感じ。
続いてCさんの手番。
Cさんは受注の代わりに緑の職人を雇用しました。
そして機械の設置も行わず、5億G増資!
場はこんな感じ。
Cさんは5億Gのマスまで進んだので次から受注の際に製品カードを3枚引けます。
こんな感じで職人や機械をやりくりしながら製品を生産して、稼いだお金を増資していきます。
かなり長くなるので最後まで割愛。
最終的な場とそれぞれの手元はこんな感じ
あつし(47点) | Bさん(75点) | Cさん(42点) |
Bさんの圧勝!!
【プレイした感想】
雇用するか受注と生産をするか、機械を買うか増資をするか、相手の生産に対して便乗するか、プレイヤーの選択で戦況が大きく変わります!
しかしどれだけ上手く立ち回っても、受注で引くカード次第ではボロ負けします笑
お金は機械の設置か増資にしか使わないので、序盤は機械を設置しまくって、後半は設置した機械で稼いだお金を全て増資に回すのが基本的な戦略です。
運の良い人は少ない工程で生産できる製品カードを引きまくって、一切機械にお金を使わずに増資し続けるということもできるかもしれません笑
値引きは無いですが、1番左の列に10億ドルの機械を設置出来ると、便乗した後自分のターンが回って来た時にはチャージが完了するのでかなり強いです!
この手のゲームは相手の邪魔をする手段があることが多いですが、相手の行動に便乗できるのは珍しいですね。
内容物もしっかりしていてゲームとしても面白いので、結構コスパ良いと思いました!
【評価(5段階)】
・プレイスペース★★★☆☆
・ルールの分かりやすさ★★★☆☆
・運★★★★☆
・戦略★★★★★
・達成感★★★★☆
値段の目安は3600円です。(あくまで目安です。購入場所等で変わります。)
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